今回は提供していただいたデッキレシピの紹介です。
紹介するのは爬虫類族から恐竜族・ドラゴン族へと進化していくテーマ「エヴォル」に《冥王竜ヴァンダルギオン》を採用した【冥王エヴォル】デッキです。
L召喚により新たな力を得た【エヴォル】デッキは必見です!
デッキレシピ
エクストラデッキ:15枚
モンスター(17枚 / 8種)
エヴォルダー・ウルカノドン × 3
エヴォルダー・ケラト × 2
エヴォルド・オドケリス × 3
エヴォルド・ゲフィロス × 1
冥王竜ヴァンダルギオン × 3
炎王獣 ガネーシャ × 3
究極伝導恐獣 × 1
魂喰いオヴィラプター × 1
魔法(11枚 / 6種)
多様進化 × 3
化石調査 × 2
ブラック・ホール × 2
死者蘇生 × 1
ハーピィの羽根帚 × 1
炎舞-「天璣」 × 2
罠(14枚 / 7種)
進化の特異点 × 3
聖なるバリア -ミラーフォース- × 2
リビングデッドの呼び声 × 3
神の警告 × 1
神の宣告 × 1
無償交換 × 2
魔宮の賄賂 × 2
エクストラ(15枚 / 10種)
エヴォルカイザー・ラギア × 3
エヴォルカイザー・ドルカ × 2
鳥銃士カステル × 1
励輝士 ヴェルズビュート × 1
No.101 S・H・Ark Knight × 1
ヴァレルロード・ドラゴン × 1
電影の騎士ガイアセイバー × 1
ドリトル・キメラ × 3
アンダークロックテイカー × 1
リンクリボー × 1
基本的な動き・戦術
このデッキは「エヴォルカイザー」モンスターや《炎王獣 ガネーシャ》、様々なカウンター罠により相手を妨害し制圧していくコントロールデッキです。
上記のカードに《冥王竜ヴァンダルギオン》まで控えているという予測不能な展開は、相手の意表をつくこと間違いなしです!
このデッキの強み
ポイント①:《エヴォルド・オドケリス》からの安定した展開
効果モンスター
【星2/炎属性/爬虫類族/攻 500/守1200】
このカードが召喚に成功した時、手札から「エヴォルダー」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
《エヴォルダー・ウルカノドン》を特殊召喚すれば、墓地の「エヴォルダー」モンスターを蘇生することができ、更なる展開を期待できます。
《エヴォルダー・ケラト》を特殊召喚すれば、《エヴォルダー・ケラト》自身の攻撃力アップ効果と戦闘破壊時のサーチ効果を使うことができるようになりますね。
また「エヴォル」には「エヴォルド」モンスターと「エヴォルダ―」モンスター両方に対応する《多様進化》というサーチカードが存在します。
このことから《エヴォルド・オドケリス》が手札に存在する時は「エヴォルダー」モンスターをサーチ、「エヴォルダー」モンスターが手札に存在する時は《エヴォルド・オドケリス》をサーチと、手札を柔軟に対応させることができますね。
ポイント②:予測不能の1枚《冥王竜ヴァンダルギオン》の採用
効果モンスター
【星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2500】
相手がコントロールするカードの発動をカウンター罠で無効にした場合、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、無効にしたカードの種類により以下の効果を発動する。
●魔法:相手ライフに1500ポイントダメージを与える。
●罠:相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
●効果モンスター:自分の墓地からモンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
それにより相手はカードの効果を無効にされたのにも関わらず、さらに対処しづらい状況を作りだされることとなります。
少し相手依存で効果に安定性がなく、カウンター罠により無効にしなければならないですが、奇襲性は抜群で打点が高いのもポイントですね。
ポイント③:《進化の特異点》によるフリーチェーンのX召喚
通常罠
自分の墓地から、「エヴォルド」と名のついたモンスター1体と「エヴォルダー」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
エクストラデッキから「エヴォルカイザー」と名のついたモンスター1体を特殊召喚し、選択したモンスターをその下に重ねてエクシーズ素材とする。
しかしこのデッキでは《エヴォルド・オドケリス》と《エヴォルド・オドケリス》により特殊召喚した「エヴォルダー」モンスターで《ドリトル・キメラ》をL召喚することで、容易に発動条件を満たすことができます。
罠カードであるためすぐには発動できませんが、カードの効果や召喚・特殊召喚を無効にできる「エヴォルカイザー」モンスターを状況に合わせて特殊召喚できるのは強力ですね。
ポイント④:豊富なサーチカードによる安定した盤面展開
このデッキには前述した《多様進化》の他にも様々なサーチカードが採用されています。
恐竜族のモンスターは《魂喰いオヴィラプター》や《化石発掘》によるサーチすることができ、《炎王獣 ガネーシャ》は《炎舞-「天璣」》によりサーチすることができます。
恐竜族である「エヴォルダー」モンスターは実質6枚ものサーチカードが存在することになりますね。
ポイント⑤:《エヴォルカイザー・ドルカ》に代わるモンスター《炎王獣 ガネーシャ》の採用
効果モンスター
【星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①このカードがフィールドに存在し、モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、このカード以外の自分の手札・フィールドの炎属性モンスター1体を選んで破壊する。
②このカードが破壊され墓地へ送られた場合、「炎王獣 ガネーシャ」以外の自分の墓地の炎属性の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズ時に破壊される。
①の効果を発動するためには、手札かフィールドに炎属性モンスターが必要ですが、1800もの攻撃力でモンスター効果を無効にすることができるのは強力ですね。
①の効果により手札からモンスターを破壊する場合、「エヴォルダー」モンスターを破壊することで、《エヴォルダー・ウルカノドン》などの蘇生効果に繋げることができます。
②の効果による蘇生効果は墓地に《ドリトル・キメラ》が存在すれば発動することができ、エンドフェイズに破壊される効果も《ドリトル・キメラ》なら利用することができます。
前述したように《炎舞-「天璣」》の存在から比較的手札に加えやすいのもポイントですね。
このデッキの弱点
弱点①:《スキルドレイン》などのモンスター効果に対するメタカード
このデッキは主にモンスター効果により展開していきます。
そのため《スキル・ドレイン》や《エフェクト・ヴェーラー》などによりモンスター効果を無効にされると、それだけでほとんどの展開手段を封じられてしまいます。
弱点①:《マクロコスモス》などの除外する効果を持つカード
このデッキは《エヴォルダー・ウルカノドン》や《進化の特異点》など墓地を利用するカードが多く採用されています。
そのため《マクロコスモス》や《次元の裂け目》などの除外する効果を持つカードを発動されてしまうと、それらのカードの発動条件を満たしにくくなってしまいます。
このデッキにはカードの効果を無効にできるカードが多めに採用されているため、上記2つの弱点はある程度カバーできますが、相手への妨害を弱めてしまうことになりますね。
まとめ:柔軟な構築にアクセントの効いた【エヴォル】デッキ
【エヴォル】デッキは豊富なサーチカードの存在から柔軟な構築ができ、10期に登場した炎属性モンスターによりさらに強化されました。
「エヴォル」に足りない打点を《冥王竜ヴァンダルギオン》で補いつつ、相手の意表を突いた動きのできる構築は使っていて楽しそうですね。
【エヴォル】デッキの構築を考えている方は是非参考にしてみてください。
このデッキを提供してくれた人
蟹座さん
Twitter:@kanizark
【提供者さんからコメント】
大阪日本橋でデュエルなり呑みなりしたいエヴォリスト
エヴォルはメインならストレージだけで必須パーツそろいます!
面白そうですしわたしもかなり興味ありです
おしまい。
おまけ
今回この【冥王エヴォル】デッキを提供していただく上で、蟹座さんの思う【エヴォル】デッキの構築論やプレイングなども教えてくださりました。
モンスターの採用理由なども記載していますので、よろしければ参考にしてみてください。
蟹座さんの【エヴォル】デッキ構築論
「エヴォル」は「エヴォルド」モンスター専用カードや「エヴォルダー」モンスター専用カードなど、別のカデゴリを指した専用カードが同テーマ内に複数存在します。
そのためそれらの専用カードの採用枚数を最低限にとどめることで、事故率が軽減するよう構築されているそうです。
従来の【エヴォル】デッキは《エヴォルド・ウェストロ》や《エヴォルド・ラゴスクス》のリバース効果により、「エヴォルダー」モンスターを展開していくのが主流でした。
しかし環境の高速化により、リバース効果により盤面を整えていくのが困難になってしまったため、前述した《エヴォルド・オドケリス》を軸に構築したそうです。
その他のモンスターの採用理由
- 《エヴォルド・ゲフィロス》
《エヴォルド・ゲフィロス》は戦闘破壊される必要がありますが、墓地の「エヴォルダー」モンスターを蘇生することができるモンスターです。
それにより展開の過程で墓地に送られた、《エヴォルダー・ウルカノドン》を蘇生することで、モンスターを複数展開することができます。
レベル1であるため《リンクリボー》をL召喚できるのも採用理由の1つだそうです。
- 《究極伝導恐獣》
《究極伝導恐獣》は墓地の恐竜族モンスターを2枚除外し特殊召喚できる強力な効果を持つモンスターです。
強力なモンスターですが、墓地の恐竜族モンスターを利用することの多いこのデッキでは、その召喚コストにより展開を阻害してしまう可能性があります。
そのため1枚の採用にとどめているそうです。
蟹座さんの【冥王エヴォル】デッキのプレイング指南
《進化の特異点》の発動タイミング
《進化の特異点》によって特殊召喚できる「エヴォルカイザー」モンスターは「モンスター効果を無効にできるモンスター」と「魔法・罠カードの効果、召喚・特殊召喚を無効にできるモンスター」2種類が採用されています。
蟹座さんは相手が無効にされて困るカードの種類を見極め、自分ターンのメインフェイズ2や相手ターンに発動し特殊召喚していくそうです。
ドローさせてしまうカウンター罠の使いどころ
採用されているカウンター罠の中には《無償交換》や《魔宮の賄賂》など、ノーコストで発動できるものの、相手にドローさせてしまうカードが採用されています。
蟹座さんは相手にドローさせてしまうデメリットを軽減させるため、相手のキーカードや制限カードに対して発動するよう心がけているそうです。
おしまい。
今回は載せていただいてありがとうございました(*´ω`*)
エヴォルダー、エヴォルド、エヴォル関連の魔法罠自体はストレージ要員なんで漁れば見つかります!ウルカノドンと何かしらの星4エヴォルダーと好きなエヴォルド、特異点や強制進化、多様進化さえあればエヴォルらしく戦えるのでおすすめです!
ラギアも再録で安くなったので組みやすいと思います!
載せていただきありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!
見かけることの少なくなったテーマですが、相手ターンでのXモンスターの特殊召喚や、モンスターを進化・退化させて戦うスタイルはエヴォル独自のもので楽しそうです。
みなさんも興味があればぜひ構築してみてください!