今回は第1期より登場し、様々なキャラクターに使用され活躍した「融合」魔法カードを考察します。
融合召喚を軸にしたデッキの構築を考えている方、採用するカードに悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
目次
「融合」とは
【融合】は1999年に発売された構築済みデッキ「STARTER BOX」にて登場し、2010年に発売されたパック「DUELIST REVOLUTION」にてカテゴリ化されたカテゴリです。
ほとんどのカードが、融合召喚または融合モンスターに関する効果を持っているのが特徴です。
その中でも《融合》は、特にサポートカードが1番多いです。
「融合」魔法カードの概要
イラスト | カード名・効果 |
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魔法カード | |
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《次元融合》 |
通常魔法 ①:2000LPをコストに、お互いに除外されたモンスターを可能な限り帰還させる効果。 |
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《置換融合》 |
通常魔法 ※このカードのカード名はルール上《融合》として扱う。 ①:自分フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚する効果。 ②:墓地のこのカードを除外コストに、自分の墓地の融合モンスター1体をEXデッキに戻し1枚ドローする効果。 |
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《超越融合》 |
通常魔法 ※このカードの発動に対してチェーンすることはできない。 ①:2000LPをコストに、自分フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚する効果。 ②:墓地のこのカードを除外コストに、①の効果で融合召喚したモンスター1体に使用した融合素材モンスター一組を自分の墓地から特殊召喚する効果。 ※②の効果で特殊召喚したモンスターは効果無効、攻撃力・守備力が0になる。 |
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《融合》 |
通常魔法 ①:自分の手札・フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚する効果。 |
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《融合賢者》 |
通常魔法 ①:《融合》1枚をサーチする効果。 |
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《融合徴兵》 |
通常魔法 ※このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 ①:EXデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を、サーチまたはサルベージする効果。 ※このカード発動後、自分はターン終了時まで①の効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚てきず、効果も発動できない。 |
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《融合破棄》 |
通常魔法 ①:《融合》1枚を手札コストに、EXデッキの融合モンスター1体を墓地に送り、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を手札から特殊召喚する効果。 ※①の効果で特殊召喚したモンスターは、エンドフェイズ時に墓地へ送られる。 |
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《決闘融合-バトル・フュージョン》 |
速攻魔法 ※このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 ①:自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、 戦闘を行う自分のモンスターの攻撃力を、ダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップさせる効果。 |
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《瞬間融合》 |
速攻魔法 ①:自分フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚する効果。 ※①の効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。 |
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《超融合》 |
速攻魔法 ※このカードの発動に対してチェーンすることはできない。 ①:手札1枚をコストに、自分・相手フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚する効果。 |
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《破壊剣士融合》 |
速攻魔法 ※このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:自分の手札及び自分・相手フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、《バスター・ブレイダー》を融合素材とする融合モンスターを1体を融合召喚する起動効果。 ②:手札1枚をコストに、このカードをサルベージする効果。 |
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《融合解除》 |
速攻魔法 ※このカードの発動に対してチェーンすることはできない。 ①:フィールドの融合モンスター1体をバウンスし、その後、バウンスした融合モンスターの融合召喚に使用した融合素材モンスター一組を自分の墓地から蘇生することができる。 |
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《未来融合-フューチャー・フュージョン》 |
永続魔法 ①:このカードの発動後1回目の自分スタンバイフェイズに、自分のEXデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、 そのモンスターの融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る(強制効果)。 ②:このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、このカードの①の効果で確認したモンスターと同名の融合モンスター1体を融合召喚する効果(強制効果)。 ※このカードがフィールドから離れた時、②の効果で特殊召喚したモンスターは破壊される。 ※②の効果で特殊召喚したモンスターが破壊された時このカードは破壊される。 |
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《再融合》 |
装備魔法 ①:800LPをコストに、自分の墓地の融合モンスター1体を蘇生し、蘇生したモンスターにこのカードを装備する効果。 ※このカードが破壊された時、装備モンスターは除外される。 |
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《融合武器ムラサメブレード》 |
装備魔法 ※戦士族モンスターにのみ装備可能。 ①:装備モンスターの攻撃力は800アップする。 ②:装備されているこのカードは、効果によって破壊されない効果。 |
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《融合再生機構》 |
フィールド魔法 ①:1ターンに1度、手札1枚をコストに、《融合》1枚をサーチまたはサルベージする効果。 ②:自分・相手のエンドフェイズに、このターン融合召喚に使用した自分の墓地の融合素材モンスター1体をサルベージできる効果。 |
「融合」魔法カード
《次元融合》
2000ライフポイントを払う。
お互いに除外されたモンスターをそれぞれのフィールド上に可能な限り特殊召喚する。
相手モンスターも帰還してしまいますが、相手の除外ゾーンにモンスターがいなければ気になりませんね。
《ソウル・チャージ》のような、複数のモンスターを展開でき、汎用性のあるカードは、デメリットとなる制約が付いていることが多いです。
しかしこのカードはそのような制約はなく魔法カードであり即効性もあることからも、その強力さがわかりますね。
上記の理由から現在のリミットレギュレーションでは、禁止カードに指定されています。
《置換融合》
このカードのカード名はルール上「融合」として扱う。
①:自分フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをエクストラデッキに戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
①:自分フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚する効果。
②:墓地のこのカードを除外コストに、自分の墓地の融合モンスター1体をEXデッキに戻し1枚ドローする効果。
手札・フィールドから融合素材モンスターを墓地へ送ることができる《融合》に対して、このカードはフィールドからしか融合素材モンスターを墓地へ送ることができません。
上記のような違いがありますが、このカードは《融合》と比較し、②の効果により融合モンスターをEXデッキに戻しつつ、1枚ドローすることができます。
そのため融合モンスターの再利用を可能にしつつ、アドバンテージを得ることができます。
それにより、構築によっては《融合》以上に活用することができます。
《超越融合》
このカードの発動に対してカードの効果は発動できない。
①:2000LPを払って発動できる。
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター2体を自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、このカードの効果で融合召喚したモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの融合召喚に使用した融合素材モンスター一組を自分の墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、効果は無効化される。
①:2000LPをコストに、自分フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚する効果。
②:墓地のこのカードを除外コストに、①の効果で融合召喚したモンスター1体に使用した融合素材モンスター一組を蘇生する効果。
※②の効果で特殊召喚したモンスターは効果無効、攻撃力・守備力が0になる。
②の効果により、①の効果で使用した融合素材モンスター一組を蘇生することができるため、更なる展開につなげることができます。
また《ゴブリンゾンビ》のような、効果の発動回数に制限がなく、フィールドから墓地へ送られた場合に発動する効果を持つモンスターの効果を、複数回発動することもできますね。
左右にリンクマーカーを持つLモンスターを融合素材にすれば、擬似的にメインモンスターゾーンへ移動させることができ、EXデッキのモンスターを展開しやすくなりますね。
《融合》
①:自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
効果はシンプルですが、このカードを直接指定するカードも多く、「融合」魔法カードの中ではサポートカードが1番多いです。
上記のことから、サーチ手段もかなり豊富で安定して運用することができますね。
《融合賢者》
自分のデッキから「融合」魔法カード1枚を手札に加える。
現在《融合》をサーチする効果を持つカードは多く存在します。
《融合》をサーチでき、融合素材モンスター1体の代わりにできる効果を持った《沼地の魔神王》の登場により、このカードが採用されることはかなり少なくなりました。
《融合徴兵》
「融合徴兵」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果は発動できない。
①:EXデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を、サーチまたはサルベージする効果。
※このカード発動後、自分はターン終了時まで①の効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚てきず、効果も発動できない。
しかし、このカード発動後はサーチまたはサルベージしたモンスターを使用することができないため、使用までにタイムラグが生じてしまいます。
融合召喚やコストなどには利用することができるため、融合素材モンスターのカード名が指定されている融合モンスターを融合召喚しやすくなりますね。
類似効果を持つ《融合準備》は罠カードであり、このカードとのタイムラグはあまり変わりませんが、あちらが《融合》をサルベージする効果を持っている点でこのカードが劣っています。
このカードは「融合」魔法カードであるため、サーチすることができ、1ターン目でも発動できる点では、《融合準備》より勝っていますね。
《融合破棄》
「融合」魔法カード1枚を手札から墓地へ捨てて発動する。
融合デッキに存在する融合モンスター1体を墓地に送り、その融合モンスターに記されている融合素材モンスター1体を手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズ時に墓地へ送られる。
※①の効果で特殊召喚したモンスターは、エンドフェイズ時に墓地へ送られる。
また融合デッキはEXデッキのことを指しています。
このカードにより融合素材モンスターであれば、ほとんどのモンスターを手札から特殊召喚することができます。
しかし手札消費が激しく、特殊召喚したモンスターもエンドフェイズ時に墓地へ送られてしまうため、別の方法を用いた方が効果的な場合が多いですね。
ちなみに《置換融合》をこのカードのコストに使用することで、《置換融合》の発動条件を満たしつつ、モンスターを特殊召喚することができます。
《決闘融合-バトル・フュージョン》
「決闘融合-バトル・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
①:自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、
戦闘を行う自分のモンスターの攻撃力を、ダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップさせる効果。
《オネスト》とは少し異なり、ダメージステップには発動できず、相手ターンに発動したい場合はセットしなくてはなりません。
《オネスト》や《幻想の見習い魔導師》の存在から、光属性や魔法使い族・闇属性以外の融合モンスターの戦闘を補助したい場合に採用できますね。
《瞬間融合》
①:自分フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
この効果で融合召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
※①の効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
しかしエンドフェイズに破壊されてしまうため活用するのが少し難しいカードですね。
《アルティメットサイキッカー》のような効果破壊耐性を持つモンスターや、《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》のような破壊された場合に効果を発動するモンスターと相性がいいです。
融合召喚を行うテーマには、相手ターンに融合召喚できるカードも存在しており、上記のようなデメリットもありません。
また、手札コストこそ必要なものの、このカードと類似効果を持ち、相手モンスターも融合素材にできる《超融合》が存在するため、このカードが採用されることは少ないですね。
《超融合》
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
①:手札を1枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
①:手札1枚をコストに、自分・相手フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚する効果。
また、手札コストこそ必要ですが《瞬間融合》のようなデメリットもなく、このカードの発動に対してチェーンすることができないため、安全に発動することができます。
相手モンスターも融合素材にできるため、融合素材モンスターの指定が緩い融合モンスターであれば、相手モンスターを巻き込み融合召喚することができます。
融合素材モンスターの指定が緩い融合モンスターが存在するテーマでは、融合素材モンスターの属性を指定する【E・HERO】【シャドール】【召喚獣】などが扱いやすいですね。
《破壊剣士融合》
「破壊剣士融合」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札及び自分・相手フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「バスター・ブレイダー」を融合素材とするその融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。
①:自分の手札及び自分・相手フィールドの融合素材モンスターを墓地へ送り、《バスター・ブレイダー》を融合素材とする融合モンスターを1体を融合召喚する効果。
②:手札1枚をコストに、このカードをサルベージする効果。
《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》は融合素材にドラゴン族モンスターを指定しています。
そのため《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》などの効果により、相手モンスターの種族をドラゴン族に変更すれば、ほとんどのモンスターを融合召喚により除去することができます。
②の効果はこのカードの再利用の他、墓地に存在していれば手札1枚をこのカードに変換できるという点でも活用することができます。
これにより、効果の発動に魔法カードや、「破壊剣」カードが必要なカードのコストの用意に困りにくくなります。
《融合解除》
①:フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。
その融合モンスターを持ち主のエクストラデッキに戻す。
その後、エクストラデッキに戻したそのモンスターの融合召喚に使用した融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を自分フィールドに特殊召喚できる。
この効果は相手フィールドに存在するモンスターにも使用することができます。
その場合、自分の墓地に融合素材モンスターすべてが存在する可能性は低いため、蘇生する効果を使うのは難しいですね。
しかし、タイミングをほとんど選ばずに相手の融合モンスターを除去できるため、融合召喚を行うデッキ同士のデュエルではいつも以上に活用することができます。
《未来融合-フューチャー・フュージョン》
①:このカードの発動後1回目の自分スタンバイフェイズに発動する。
自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、そのモンスターによって決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
②:このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードの(1)の効果で確認したモンスターと同名の融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
そのモンスターの融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る(強制効果)。
②:このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、このカードの①の効果で確認したモンスターと同名の融合モンスター1体を融合召喚する効果(強制効果)。
※このカードがフィールドから離れた時、②の効果で特殊召喚したモンスターは破壊される。
※②の効果で特殊召喚したモンスターが破壊された時このカードは破壊される。
また、《F・G・D》や《クインテット・マジシャン》のような融合素材の指定が緩いモンスターを選択することで大量に墓地肥やしを行うことができます。
※①の効果で《沼地の魔神王》のような融合素材モンスター1体の代わりにできる効果は適用することができません。
また①の効果により融合素材モンスターを墓地で揃えることができるため、《龍の鏡》のような、墓地のモンスターを融合素材にできるカードとも相性がいいですね。
上記のことから、非常に強力な効果を持っているのですが、永続魔法である点、タイムラグがある点で採用されることは少なくなりました。
また①②の効果は、《ソロモンの律法書》などの効果によりスタンバイフェイズがスキップされてしまった場合、効果を発動できずにフィールドに残り続けてしまいます。
《再融合》
①:800LPを払い、自分の墓地の融合モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された時にそのモンスターは除外される。
※このカードが破壊された時、装備モンスターは除外される。
しかし、汎用性の高い蘇生効果を持つ魔法カードも増えてきており、タイムラグはありますが蘇生対象を選ばない《リビングデッドの呼び声》も存在するため、採用されるデッキは少なくなっています。
このカードを使う最大のメリットは「融合」魔法カードであり、装備魔法カードであることです。
これにより、「融合」魔法カードをサポートするカードの他、装備魔法カードをサポートするカードによってもサポートすることができます。
《融合武器ムラサメブレード》
戦士族モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップする。
モンスターに装備されているこのカードは、カードの効果では破壊されない。
①:装備モンスターの攻撃力は800アップする。
②:装備されているこのカードは、効果によって破壊されない効果。
②の効果により、《拘束解放波》とは相性が良く、《拘束解放波》の効果で自分の装備カードを破壊することなく、相手のセットされた魔法・罠カードを破壊することができます。
装備魔法カードであるため、このカードも《再融合》と同じく、「融合」魔法カードをサポートするカードの他、装備魔法カードをサポートするカードによってもサポートすることができます。
ちなみに、自身に装備された装備カードを破壊する効果を持つ、《鉄の騎士 ギア・フリード》に装備できる数少ない装備カードの1枚です。
《融合再生機構》
①:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
自分のデッキ・墓地から「融合」1枚を選んで手札に加える。
②:自分・相手のエンドフェイズに、このターン融合召喚に使用した自分の墓地の融合素材モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
②:自分・相手のエンドフェイズに、このターン融合召喚に使用した自分の墓地の融合素材モンスター1体をサルベージできる効果。
これにより、このカードを採用することで、《融合》の採用枚数を減らすことができるようになります。
②の効果は融合召喚に使用した融合素材モンスターをサルベージすることができるため、融合召喚によるカード消費を少し補うことができます。
「融合」魔法カードでもあるため、サーチ手段も豊富で、このカードの登場で《融合》を軸に構築しやすくなりました。
まとめ:サーチ手段の豊富なカテゴリ
「融合」魔法カードはサーチ手段が多いことも特徴の1つですね。
また「融合」魔法カードの中には、融合召喚や融合モンスターに関係のない効果を持ったカードも存在しています。
それでもサーチすることは可能なため、それらを軸にデッキを構築してみるのも面白そうですね!
おしまい。
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