「天気」モンスターは「「天気」魔法・罠カードを置く」という効果の性質上《灰流うらら》にも妨害されません。
そして「天気」魔法・罠カードで付与できる効果にはフリーチェーンのものが多く、サクリファイス・エスケープとしても使うことができるため場持ちがいいのが印象的ですね。
リミットレギュレーションの更新と共に天気デッキでやりたいことが見えてきたので、今回は新たに再構築した天気デッキを紹介します。
目次
デッキレシピ
モンスター(21枚 / 13種)
極天気ランブラ × 1
雪天気シエル × 3
雷天気ターメル × 3
晴天気ベンガーラ × 1
曇天気スレット × 1
壊星壊獣ジズキエル × 1
怪粉壊獣ガダーラ × 1
海亀壊獣ガメシエル × 1
多次元壊獣ラディアン × 1
粘糸壊獣クモグス × 1
ヘカテリス × 1
灰流うらら × 3
ドロール&ロックバード × 3
魔法・罠( 19枚 / 10種)
おろかな埋葬 × 1
妨げられた壊獣の眠り × 1
雪の天気模様 × 3
雨の天気模様 × 1
曇りの天気模様 × 1
晴れの天気模様 × 1
神の居城-ヴァルハラ × 3
雷の天気模様 × 2
オーロラの天気模様 × 3
スキルドレイン × 3
エクストラデッキ(15枚 / 14種)
星態龍 × 1
神樹の守護獣-牙王 × 1
氷結界の龍 トリシューラ × 1
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム × 1
幻影騎士団ブレイクソード × 1
機装天使エンジネル × 1
虚空海竜リヴァイエール × 1
トポロジック・ボマー・ドラゴン × 1
ヴァレルロード・ドラゴン × 1
虹天気アルシエル × 2
電影の騎士ガイアセイバー × 1
デコード・トーカー × 1
コード・トーカー × 1
リンクリボー × 1
基本的な動き・強み
ポイント①:《雪の天気模様》による毎ターンのサーチ
《雪の天気模様》により毎ターン必要なカードをサーチすることができます。
基本的には《雪天気シエル》や《雷天気ターメル》の効果によりサーチするのですが、「「天気」魔法・罠カードを置く」というテキストのおかげで《灰流うらら》にも妨害されません。
フリーチェーンなのもポイントで、付与された《雪の天気模様》の効果を《灰流うらら》などで妨害されたとしても、その妨害カードに他の「天気」モンスターでチェーンして発動することで妨害から逃れることができるので、カウンター罠などでなければほとんど止めることができません。
ポイント②:《灰流うらら》などのサーチ妨害カードを9枚体制で採用
ほぼすべてのデッキに刺さるサーチ妨害カード《灰流うらら》を筆頭に3種類のサーチ妨害カードを9枚採用してます。
《オーロラの天気模様》は相手にドローさせてしまいますが、この効果が《ドロール&ロックバード》と噛み合っていて、相手が《オーロラの天気模様》の効果でドローしたあとに発動することで、最初のサーチをしっかり妨害したあとそれ以降のサーチをシャットダウンすることができます。
自分にも効果が及ぶため《雪の天気模様》の効果を発動する場合は《ドロール&ロックバード》にチェーンして発動するなどタイミングを気を付けなければいけません。
《オーロラの天気模様》はターン1制限がなく、同一ターン内に最大3回発動できる点も優秀ですね。
ちなみに《オーロラの天気模様》はドローやサーチしたカードを除外し再びドローとドロー加速にも使うことができます。
ポイント③:《スキルドレイン》と《雷の天気模様》によりほぼすべてのモンスターを処理できる
フィールド限定ですがほとんどの効果モンスターを機能停止にしてしまう《スキルドレイン》はやはり強力で、魔法・罠で妨害されなければ、ほとんどのモンスターを《雷の天気模様》の効果でバウンスすることができます。
「天気」モンスターたちはが付与された「天気」カードの効果を使う分には全く影響を受けないという点もポイントですね。
ポイント④:「壊獣」モンスターによる除去と《雷の天気模様》による使い回し
「壊獣」モンスターの性質上、1体しか除去できませんが、リリースにより除去するので破壊された時に効果を発動するモンスターなど《スキルドレイン》では対応できないモンスターにも対応することができます。
「壊獣」モンスターは《KYOUTOUウォーターフロント》など壊獣カウンターを置くカードがなければ通常モンスターとほとんど変わらず、《雷の天気模様》の効果でバウンスすることで使いまわすことができます。
手札にダブった場合でも、「壊獣」モンスターの共通効果「相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる」により自分のフィールドにも特殊召喚することができ、「天気」モンスターの打点不足を補うことができます。
ポイント⑤:《神の居城-ヴァルハラ》による素早い展開
このデッキは序盤に「天気」モンスターをいかに早く並べるかがカギになってきます。
そのため《神の居城-ヴァルハラ》を3枚積みしています。
展開パターン
《雪天気シエル》or《雷天気ターメル》
《神の居城-ヴァルハラ》or《ヘカテリス》
【手札にあるのが《雪天気シエル》の場合】
- 《雪天気シエル》を通常召喚し①の効果によりデッキから《雪の天気模様》を置く
- 《雪天気シエル》で《雪の天気模様》の効果を使い《雷天気ターメル》をサーチ
- 《神の居城-ヴァルハラ》を発動し効果により《雷天気ターメル》を特殊召喚
- 《雷天気ターメル》の①の効果により《神の居城-ヴァルハラ》をコストに《オーロラの天気模様》を置く
【手札にあるのが《雷天気ターメル》の場合】
- 《神の居城-ヴァルハラ》を発動し効果により《雷天気ターメル》を特殊召喚
- 《雷天気ターメル》の①の効果により《神の居城-ヴァルハラ》をコストに《雪の天気模様》を置く
- 《雷天気ターメル》で《雪の天気模様》の効果を使い《雪天気シエル》をサーチ
- 《雪天気シエル》を通常召喚し①の効果によりデッキから《オーロラの天気模様》を置く
《雪天気シエル》
《雷天気ターメル》
《雪の天気模様》
《オーロラの天気模様》
これで相手ターンには2枚までサーチを妨害できるようになります
「天気」モンスターは効果の性質上フィールドがガラ空きになることが多いことから《神の居城-ヴァルハラ》の効果を使いやすく《雷天気ターメル》や《晴天気ベンガーラ》のコストにもできるので腐りにくいです。
このデッキの弱点
弱点①:《増殖するG》
「天気」モンスターのスタンバイフェイズの帰還効果はスペルスピード1の誘発効果です。
《増殖するG》の効果に対してチェーンを組めないため発動されると相手に大きなアドバンテージを与えてしまいます。
リミットレギュレーション更新に伴い《増殖するG》が準制限カードに指定されたのは追い風ですが、アドバンテージが重すぎるので、あえて帰還効果を使わないか《灰流うらら》や《ドロール&ロックバード》で確実に止めていきたいですね。
弱点②:特殊召喚封じ
《虚無空間》や《フォッシル・ダイナ パキケファロ》のような特殊召喚自体を封じるカードにも注意が必要です。
《虚無空間》は《雨の天気模様》によるバウンスで対応し、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》には《スキルドレイン》で対応したいですね。
弱点③:魔法・罠除去カード
「天気」モンスターは「天気」魔法・罠カードがなければ、ただの貧弱なモンスターになってしまいます。
《極天気ランブラ》と《曇天気スレット》である程度対応はできるものの、フィールドがガラ空きになったタイミングで《ハーピィの羽根帚》などの魔法・罠カードを発動されるとどうすることもできません。
《雪の天気模様》など他の「天気」魔法・罠カードを温存しておくか、X召喚やS召喚で一気にとどめを刺したいですね。
まとめ
天気デッキはゆっくり展開し場を制圧していくデッキですが、それだと相手の展開速度に追いつけないのでサーチ妨害カードを多めに採用し、逆に相手の展開速度を遅くしてしまおうとこのような構築になりました。
「天気」魔法・罠カードの位置が重要になってくるので、考えてプレイしなくてはなりませんね。
おしまい。
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